お小遣い制度ときくと、こどもに対するものと、夫に対するもの。
あなたはどちらを思い浮かびますか?
我が家の小学2年生の息子もそろそろお金のお勉強を、という年頃。
全国で活躍されているキッズマネー講座に足を運んでみて、ものを売ってお金をいただくというのはどういうことか勉強しています。
そんな息子のお小遣いについては、いったん置いておいて、今回は夫のお小遣い制度について考えてみます。
そもそもお小遣い制度ってどんなもの?
お小遣い制度というのは、一言でいえばある一定のお金をもらって、やりくりすること。その一定のお金、ここがもめるところです。
ここでは、夫が妻からお小遣いを想定します。
さて、このお小遣い、相場はいくらでしょうか??
こちら、2016年にアニヴェルセル株式会社さんで、500人の既婚者を対象に行ったアンケート結果です。
これをみて、多いのか少ないのか、はっきりはわかりません。
わからない理由は、お小遣いの使途がどこまでかわからないからです。
お小遣いって何につかうもの??
お小遣い制度の肝は、ここです!
例をあげます。
Aさん:お小遣い 月30,000円
営業職のため、お昼は外食がおおくなりがち。飲み会も多く、お小遣いから自腹で出すこともたびたび。タバコはやめたものの、飲む機会はなかなか減らない。身だしなみも大事なので、散髪と、洋服も定期的に支出しています。
Bさん:お小遣い 月20,000円
内勤の仕事が多く、お昼はお弁当持参と外食が半々くらい。お酒は飲まないものの、コーヒーが好きでスタバに毎日のように通っている。仕事から本を読むことも多く、書籍の購入もバカにならない。散髪代は自分で出すものの、洋服は妻が買ってくれるので支出なしです。
Cさん:お小遣い 月10,000円
出張することも少なくないものの、基本毎日お弁当を持参しています。職場で飲み会があるときや、散髪等は、妻に言ってお金をもらいます。お小遣いは、コーヒーやおやつ、雑誌などに対して使うことが多いです。
さて、Aさん、Bさん、Cさん、誰が一番幸せそうでしょうか?
答えは、わからない、です。
単純に考えると、お小遣いが多い=自由のイメージが強いですが、その分やりくりをしないといけないことがあります。支出の多さは夫の行動範囲や交際の程度、趣味への打ち込み度などでも変わってきますが、満足できるレベルかどうかは、正直、単純なお小遣いの金額だけでははかれないと考えます。
いえ、もちろん多ければ多いほどよいのが本音ですがwww
なので、ここで何が一番大事なのかというと
きちんと夫と話し合うこと、だと思うのです。
話合いの手順をふっとばして、関係がぎすぎすするご夫婦もよく見ます。
財源が限られているからこそ、手間は惜しまず、しっかりと膝と膝を突き合わせて、二人でどうしていくのか話あうのがベストです。
ケンカしたければ止めませんが。
お小遣い制度は、制度が悪いんじゃない。
お小遣い制度の使い方が、いまいちなんです。