こんにちは。マンガ愛好歴30うん年のくまこです。
小さい頃、キャンディキャンディ、ときめきトゥナイトにはまってから、マンガを人生の友にして歩んできました。
ジャンル問わず、面白い漫画を常日頃から探求しています(^^)
たまには面白いマンガが読みたい、あの本ってどんな話だっけ?とお探しの方、よかったら参考にしてください。
今回紹介するのは、『神は細部に宿るのよ』(講談社:久世番子さん著)です。
神は細部に宿るのよ とはどんなマンガ?
あらすじ
自称・オシャレ川下住人の著者 番子さんが、服や小物などの服飾全般に関して、日々の疑問を投げかけたエッセイです。
オシャレな服装、というと、オシャレな服そのものであったり、コーディネートに注目が行きがちですが、ここで触れられるのはあくまで”細部(さいぶ)”。 ようは細かい、普段気にはならないけど、よく考えてみると気になる、そんな微妙なところを突いてくるのです。
番子さんは、アラフォー世代ということもあり、1970年代後半生まれの人にはドンピシャなテーマを上げてきてくれます。
オシャレでないけれど、ファッションに興味はある。
そっと流行りのものに手を出したけど、自分が身に着けるとなんか違う…
なんて視点がてんこ盛で癒されます。
久世番子さんは、さらっと他のマンガも書いてますが、よく対象調べていらっしゃるマンガ家さんで、個人的にとても好きな方です。是非、一度手に取ってご堪能ください。
ただし、オシャレな方にはお勧めしません!笑
ちなみに、5巻で取り上げられているネタはこちらです。(一部紹介)
●ファッション誌 ・・・”スタイリスト私物”の謎
●スプリングコート・・・猛スピードで季節を流れ去るコート
●チェックシャツ ・・・チェックのネルシャルは、オシャレかもっさりか紙一重
●劣化 ・・・ 本当に怖い服の劣化!
●売り場年齢 ・・・ 百貨店、あなたが行くのはどの売り場?
神は細部に宿るのよ の ここが面白い!
おすすめポイントはこちら!
その1
なかなか人には聞けない服飾の疑問に突っ込んでくれます。
例えば、何気なく買った安いバックや服が、大枚はたいたものよりも大活躍するとか
トレンチコートについてるこの金具やベルトってなんのためのものよ、とか
普通にあるあるネタが多いです。
同じアラフォーとして妙に安心感を与えられます。
この辺のネタ、学校でもファッション誌でも取り上げてくれないので!
その2
流行にも触れて紹介があるので、昔の服飾ネタも多く面白いです。
ああああ、昔それ流行った!
というのも出てきます(5巻にはそういうネタはないので、4巻以前をご覧ください)
この懐かしいというのは曲者で、結構後からじわりときます。
昔はよかったなあ、今はいいなあ、とか、あれこれぼんやり考えてみるのも楽しいですよ(^^)
その3
著者の番子さんがいい味出しています。
なんでしょう、派手でもなく、地味でもなく、でも奇をてらってるわけでもない、そのあたりにいそうな人物像なんです(番子さんすみません…)
でも、なんだか不思議と親近感がわくのは、私もオシャレ川下住民だからなのかもしれません。
このマンガは、それも含めて満喫してほしい。個人的には、やはり1巻から読んでいただきたいですね。
ただし、繰り返します。オシャレな人や、オシャレを目指している人にはお勧めしません!www