こんにちは。マンガ愛好歴30うん年のななさです。
小さい頃、キャンディキャンディ、ときめきトゥナイトにはまってから、マンガを人生の友にして歩んできました。ジャンル問わず、面白い漫画を常日頃から探求しています(^^)
たまには面白いマンガが読みたい、あの本ってどんな話だっけ?とお探しの方、よかったら参考にしてください。
今回紹介するのは、『ダンス・ダンス・ダンス―ル 11巻』(小学館:ジョージ朝倉さん著)です。
<目次>
- ダンス・ダンス・ダンス―ルは、こんな話!あらすじ紹介
- 最新刊 11巻のネタバレは?
- あわせて読みたいダンス漫画
ダンス★ダンス★ダンスールはこんな話。あらすじ紹介
主人公・村尾潤平(中学二年生)は、幼い頃に出会った舞台でバレエに夢中になる。
キラキラ眩しい光に満ち溢れるバレエであったが、習い始める直前にかねてより格闘技(ジークンドー)を勧めていた映画監督の父が急逝する。これをきっかけに潤平はバレエの道を諦め、格闘技を始めることになる。
しかし、中学に入ってもどこかバレエへの未練を絶ちきれないままの潤平の前に、ある日美少女・五代都が現れる。都の母親・五代千鶴は、元有名なバレエダンサーで、バレエスタジオを経営していた。
都からの誘いにより、千鶴の元でバレエを習い始めた潤平は、友人たちとの遊びも目に入らないくらいに没頭していく。
技術はないものの、踊るのが楽しくて楽しくて思わず顔が緩むほど。いつしか、将来は、ロシアのバレエ団のプリンシパルになる、という夢を抱くようになる潤平。
一方、潤平の前に、都のいとこである森流鶯(もりるおう)の存在が。彼は、祖母から幼少期より徹底したバレエの英才教育を受けており、その技術・才能は誰の目にも明らかなものであった。
潤平は、プリンシパルになれるのか。また、バレエを嫌い、バレエとどう向き合うのか答えのでない流鶯は、これからどうバレエを向き合うのか。バレエの魅力を交えながら、思春期の主人公たちの心の機微を丁寧に描いた作品です。
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ダンス―ルとは?ダンスール・ノーブル(仏:danseur noble)は、クラシック・バレエやロマンティック・バレエなどの古典バレエの舞台において、主役級のバレリーナのパートナーを務める男性舞踊手を指す用語である。 しばしば主役級のバレリーナを指す「プリマ・バレリーナ」に対して、男性の主役級舞踊手を指す用語として使われる。(Wikipediaより引用)
プリンシパルとはバレエ団における主役級のダンサーのこと。トップダンサー。
最新刊 11巻のネタバレは?
最新刊「ダンス・ダンス・ダンスール 11巻」の内容を一部、紹介します(^^) ネタバレありなので、読むまで楽しみにしたい!という方は、すみませんが飛ばしてください。
ちなみに、興味を持たれた方は、ぜひ1巻から読むことをおすすめします。
なぜなら、11巻読んだ私自身、読み返したくなっているから。
潤平、都、綾子さん、千鶴さんたち登場人物の成長や、発言の意図を振り返りたくなるのですね。伏線も戻って確認したいしで、楽しませてもらってます!ジョージ朝倉さん!
<11巻のあらすじ>
「前よりつまらなくなった」と言い残し、会場を去った流鶯。
潤平は、無事予選を通過したものの、これからどのように踊ればいいのかわからず、混乱していた。
けれど、バレエの正しさ、自分の踊りたいバレエの姿を知ってしまった潤平は、ただ勢いだけで踊る昔の自分には戻れなかった。そして、バレエの才能や、資質、運以前に、圧倒的な練習量の差=バレエ歴がものをいう事実にを目の当たりにしていた。
そして、やりきれない思いは、せめていまの踊りを身体にしみこませるべく、「明日の決勝まで100回踊ろう!」という思いへと変わっていった。
そんな潤平を見たコーチの中村は、「それはアホのやり方だ」と突き放しつつも、潤平の心情を察し、付き合う。
結果、夜通し踊り切った潤平は、決勝戦を前に精魂尽き果ては状態になった。
そして、中村は100回踊り切った潤平に、一つ自由に踊るヒントを与えた。
「音を好きに取っていいぞ」と。
ここ1年以上、中村からは音ではなく、カウントを取って踊ることを徹底させられていた潤平は、中村のヒントの意味が全くわからなかった。
疲れ、重くだるい身体。
これまで長きにわたってバレエの練習をしたきたであろう決勝に進出すまわり選手。
おそらく優勝するであろうと、思われる佐藤幹太の圧倒的な存在感。
潤平は、踊り意欲を失いつつあった……。
そして、順番が来た。
とりあえず1分ちょい、踊ったらもう帰ろう。
そんな投げやりな気持ちで舞台に現れた潤平に、審査員も、観客席でみていた綾子も「見る価値がない」を即座に判断する。
けれど、音が鳴った瞬間!
足先から頭まで、潤平の意識が一気に沸騰する。
「何コレッ 音がっ・・・ ―俺、今 やばくね!?」
音に引っ張られるように、潤平の踊りが豹変した。
音楽、作曲家、振付家の想い、旋律の一音、一音の在る意味、意思
音とともに流れてくる、思いに、潤平は感情を、そして身体をゆだねた。
そしてその踊りは、会場全体、観る人を「踊りたい!」と思わせる踊りであった。
1分と少し、潤平はこれまで経験したことのない快感を持って、踊りを終えた。
そして、審査発表。
中村は、うまくいけば1位かも?!と期待はしたものの、潤平は3位入賞に終わった。1位は、佐藤幹太であった。
クラシック女子JR部門の優勝は、有力視されていた夏姫が獲得した。
夏姫は、念願だった英国ロイヤルバレエスクールのフル・スカラシップををその手につかんだ。
潤平は、エントリーをしていなかったため、スカラを得ることはなかったが、一方、予選敗退していた都は、意外にもカナダのスクールからサマースカラシップ授与された。
壇上で、泣きながら嬉しそうに表彰を受ける都を、母の千鶴は黙ってみていた。
先日、「流鶯ではなく、都こそ手放すべきでは?」と綾子に言及されたことを思い出したかのように・・・…。
そして、表彰式も終わった。
潤平はスカラを受けることはなかったが、何人かの審査員は潤平に興味を持ち、表彰式後その姿を探していた。けれど、すでにホテルで爆睡していた潤平を見つけることはできなかった。
コンクールも終わり、また日常が始まった。
3位入賞は、そのままN・Y本選出場になるとは限らず、決定の連絡を待たねばならなかった。
通う生川バレエ学校では、2年の1度開催される公演会に向けて、準備が進められていた。
『眠れる森の美女』のプログラムは決定していたが、様々な思惑の下、主役である王子役についてはオーディションが行われることになった。
これに対し、手を挙げたのは海咲と、潤平、そして、もともと当確予定であったロシア研修帰りの桜島と神川の4名となった。
出来レースであることをひしひしと感じつつも、出来レースをひっくり返すことに意欲を燃やす潤平。海咲は、そんな潤平にあきれつつも、一緒にたたかっていくことを決意していた。
12巻につづく....