こんにちは。マンガ愛好歴30うん年のななさです。
小さい頃、キャンディキャンディ、ときめきトゥナイトにはまってから、マンガを人生の友にして歩んできました。
ジャンル問わず、面白い漫画を常日頃から探求しています(^^)
たまには面白いマンガが読みたい、あの本ってどんな話だっけ?とお探しの方、よかったら参考にしてください。
今回紹介するのは、『ダンス・ダンス・ダンスール』(小学館:ジョージ朝倉さん著)です。
ダンス★ダンス★ダンスール
ダンス・ダンス・ダンスール 1-10巻 新品セット (クーポンで+3%ポイント)" />
あらすじ
主人公・村尾潤平(中学二年生)は、幼い頃に出会った舞台でバレエに夢中になる。
キラキラ眩しい光に満ち溢れるバレエであったが、習い始める直前にかねてより格闘技(ジークンドー)を勧めていた映画監督の父が急逝する。これをきっかけに潤平はバレエの道を諦め、格闘技を始めることになる。
しかし、中学に入ってもどこかバレエへの未練を絶ちきれないままの潤平の前に、ある日美少女・五代都が現れる。
都の母親・五代千鶴は、元有名なバレエダンサーで、バレエスタジオを経営していた。
都からの誘いにより、千鶴の元でバレエを習い始めた潤平は、友人たちとの遊びも目に入らないくらいに没頭していく。
技術はないものの、踊るのが楽しくて楽しくて思わず顔が緩むほど。
いつしか、将来は、ロシアのバレエ団のプリンシパルになる、という夢を抱くようになる潤平。
一方、潤平の前に、都のいとこである森流鶯(もりるおう)の存在が。彼は、祖母から幼少期より徹底したバレエの英才教育を受けており、その技術・才能は誰の目にも明らかなものであった。
潤平は、プリンシパルになれるのか。また、バレエを嫌い、バレエとどう向き合うのか答えのでない流鶯は、これからどうバレエを向き合うのか。バレエの魅力を交えながら、思春期の主人公たちの心の機微を丁寧に描いた作品です。
ダンスールとは?ダンスール・ノーブル(仏:danseur noble)は、クラシック・バレエやロマンティック・バレエなどの古典バレエの舞台において、主役級のバレリーナのパートナーを務める男性舞踊手を指す用語である。 しばしば主役級のバレリーナを指す「プリマ・バレリーナ」に対して、男性の主役級舞踊手を指す用語として使われる。(Wikipediaより引用)
プリンシパルとはバレエ団における主役級のダンサーのこと。トップダンサー。
ジークンドーとは?格闘技の一種。ブルース・リーが生み出した武道。
増補改訂版 ブルース・リーズ ジークンドー (BUDO‐RA BOOKS)ー
ダンス★ダンス★ダンスールのここが面白い!
おすすめポイントはこちら!
その1
潤平と、都、流鶯の三人は、いわゆる三角関係に。
都と流鶯にかけられた暗示のようなバレエの呪いから、思うような関係にはならないもどかしさ。
その2
バレエとは何か、芸術として理解していない潤平は、様々な経験を通して理解し、バレエに向き合っていく。
初めは理解しがたい生川はるかバレエ学校校長・生川綾子の言葉が、のちの伏線になっていき、
バレエとは何かを考えさせてくれる。(読み返したなります!)
その3
ジョージ朝倉さんの心理描写がすごい! コマ割り、セリフ回し、伏線回収などがとにかく上手い!
10巻のネタバレは?
興味を持った方は、ぜひ1巻から読んでみてくださいね。
でも、せっかくなので、「ダンス・ダンス・ダンス―ル 10巻」の内容を一部紹介します(^^)
<10巻のあらすじ>
流鶯の参加がないまま、YAGP(ユース・アメリカ・グランプリ)日本予選の審査は進む。
潤平は、そつなく予選を終えたものの、求めるバレエの煌めきを感じらず、もやもやする。
これを見た講師・中村は、「これはあくまでコンクール」を潤平をたしなめる。
一方、YAGP日本予選でなく、ロシアの「ワガノア・プリ」というコンクールに出場していた流鶯は、見事1位を獲得し、ロシア留学を確たるものとする。
しかし、もともとYAGPへ出場したかった流鶯は、コンクール後急ぎ日本に戻り、予選で演技をする潤平を目にする。
そこで目にしたのは、「バレエの本質に近いのでは?」とかつて思った演技ではなく、コンクールのため、審査員向けの枠にはまった演技をする潤平で、流鶯は失望するとともに怒りを覚える。流鶯は、急きょ舞台を借り、自身の演技を見せつける。
演技後、流鶯は「前よりつまらなくなった」と、潤平の演技を酷評し、5年後にロシアのバレエ団でプリンシパルになると宣言する。潤平は、流鶯の演技の深さ、胸に迫る姿に、自分と流鶯の縮まらない大きな隔たりを痛感する。
潤平に宣言した流鶯は、そのままロシアへ戻ることに。
都に一緒に来るよう誘うが、都は「私もバレエと向き合いたい」と流鶯と決別することに。
これまで流鶯を守ってきたと思られる都だったが、実は都自身、流鶯にずっと守られてきたのだった…。
11巻につづく。
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