スキップ・ビート! 43巻が出ました!
作者の仲村佳樹さんは、1993年のデビュー作「夢で会うより素敵」から読んでいる方で、かれこれお付き合いも長くなっています。
絵柄や作風は、多分好みが分かれるところで
絵の丁寧さや、頭がやたらと小さい頭身図が特徴かなと思います。
とはいえ、ストーリーは面白い。
伏線までの回収が長かったり、やたらとストーリー展開が遅かったりのじれったさはありますが、腰を据えたストーリー立ては流石の安定感です。
なので、初めて読む方は、まとめ読みをお勧めします(笑)
さて、そんな仲村先生の最新刊、『スキップ・ビート!』43巻
あらすじを紹介します。
ネタバレを含むので、目にしたくない方はどうぞ飛ばしてください(><)
【スキップ・ビート!43巻 あらすじ】
『泥中の蓮』のオーディション結果、見事「紅葉」役を獲得したキョーコ。
しかし、その一方で、合格すると思っていたモー子は、「千鳥」役を得ることはできなかった。
どう声をかけてよいか一人迷うキョーコ。
その背後、突然、後ろから誰かが忍び寄り、薬物を嗅がせキョーコの身体の自由を奪った。
キョーコを襲った人物は、オーディションで不穏な動きを繰りかえしていた森住公子とそのマネージャーだった。
二人は、キョーコが抵抗できないまま、高所から突き落とそうとしたが、すんでのところで社が現れ、慌てて何もなかったかのように取り繕う。
突き落そうとした証拠などない、とあくまでしらを切ろうをする二人であったが、かつての森住とマネージャーの悪質な手口を知る高園寺絵梨花はその場面をしっかりと抑えていた。
犯行現場を、今すぐ動画を世界配信することもできる。
そうなれば、想い人のセドリック・D・ベネットもさぞかし幻滅するでしょうね。
絵梨花は、淡々と告げ、森住たちに答えを求める。
そして、森住たちは、二度と芸能活動をしないことを絵梨花に誓った。
絵梨花は、自分を陥れた森住の自由にはさせないという気持ちが大きかったが、いつしかキョーコの演じる自分とは違う「紅葉」にも興味を抱いていた。
キョーコと会話をし、怒鳴る絵梨花の姿は、高慢で自信にあふれるかつての絵梨花の姿に近づいていた(お付きの人も涙…)
一方、オーディションに落選したモー子は、呉崎プロデューサーと個室で話をしていた。
内容は、意外なことに別のドラマへのオファーで、是非受けてほしいと呉崎はモー子に頭を下げた。
ようやく電話がつながったキョーコとモー子
二人は、紅葉の獲得と、新たな仕事の話を前向きに共有するのであった。
蓮は、キョーコの紅葉役獲得を喜び電話を交わしながらも、キョーコと尚のキス写真のことに触れられないままであった。
心ここにあらずで隙だらけの蓮。
事務所で鴨居に頭をぶつけたり、元お色気女優に迫られたり…。
社と一緒にキョーコと3人で会っていても訊けず、何か訊きたいことがあるのでは?と逆にキョーコも感じてしまう状態に。
お昼に立ち寄った公園で、タンポポのリングにはしゃぐキョーコ。
蓮の想い人が、森住公子と勘違いしているキョーコは、彼女が蓮からもらったというブランドもののピンキーリングのことを思い出し、胸が痛む。何も知らない蓮は、タンポポリングをそっとキョーコの小指にはめ、「最低ですね。」とキョーコから冷たくはねのけらる。
他に好きな人がいるのに、と傷つくキョーコと
なぜ、悲しそうな顔で拒絶するのか理解できない蓮。
相変わらず二人の関係はおもうように進まない、そんな43巻でした!
そして、43巻の最後には、キョーコの住むお店「だるま」に向かう尚の姿が。
次巻、いよいよ久しぶりの三人相まみえでしょうか??
はやくキョーコの誤解が解消するといいなあと思いつつ、『泥中の蓮』にしてもまた撮影現場がこれから展開するとなるとまた長丁場になるのかも??とドキドキ。43巻。スキビは何巻まで続くのか、楽しみですね~(^^)
<44巻へつづく>